築年数より先に、電源と壁を見る
葛飾区の古い木造アパートに住んでいて、エアコンを洗いたい。
でも部屋が古いから断られないか、壁や床を傷めないかが気になる。
そう迷っている方に最初にお伝えしたいのは、作業の段取りを左右するのは建物の築年数そのものではなく、エアコンまわりの2か所だということです。
1つ目は電源です。
壁掛けエアコンを分解して洗うときは、作業の前にエアコンの電源を落とします。
そのうえで、洗浄機は部屋のコンセントから電気をお借りして動かします。
どのコンセントがどの回路につながっているかで、当日の手順が変わります。
2つ目は、本体がついている壁と、その真下の床です。
カバーと送風ファンを外し、熱交換器を専用の洗浄剤と高圧洗浄ですすぐので、本体の周りを覆って水を受ける準備をします。
この覆い(養生=作業中に周りを汚さないためのカバー)は、壁紙や床の傷み具合に合わせて貼り方を変えます。
築古の部屋で気にかけるのはこの2つで、どちらも住んでいる方が写真で先に確かめられます。
コンセントとブレーカーで確かめること
エアコンのプラグが抜ける形か
電源コードがコンセントに挿さっているエアコンなら、プラグを抜けば電気が止まります。
古い部屋では、コードが見当たらず、壁の中へ直接つながっている取り付け方に出会うことがあります。
この場合はブレーカーを落として止めるので、分電盤(ぶんでんばん=玄関や台所の上にある、ブレーカーが並んだ箱)のどのスイッチがエアコンの回路かを探すことになります。
見分け方は、本体の右下か左下から出ているコードを目でたどるだけです。
コンセントまでたどり着けば前者、壁に吸い込まれていれば後者です。
ふだん意識しない場所なので、コードの行き先を見たことがない方も多いかと思います。
洗浄機の電源をどこから取るか
洗浄機はエアコンとは別のコンセントにつなぎます。
そのコンセントと同じ回路で電子レンジやドライヤー、電気ケトルを使うと、ブレーカーが落ちることがあります。
築年数の古い部屋は回路の数が少なく、ひとつのブレーカーに部屋じゅうのコンセントがまとまっていることが多いです。
作業中は、こちらから「いまは電子レンジを使わないでください」とお願いすることがあります。
途中で電気が落ちると、すすぎを止めて復旧を待つことになり、そのぶん時間が延びます。
差し込み口の焦げと緩み
プラグを抜いたとき、差し込み口に黒ずみや焦げ跡がある。
プラグがぐらついて、挿しても抜けかける。
こうした状態は掃除ではなく電気工事の範囲の話で、賃貸なら管理会社か大家さんに相談する内容です。
写真で先に分かっていれば、洗浄をその日に行うか、先に直してもらうかを事前に決められます。
本体の取り付けと、周りの壁・床
本体が壁にしっかり留まっているか
壁掛けエアコンは、壁に留めた金属の板に本体を引っかけて取り付けています。
木造の部屋では、この板を柱や壁の中の木材にねじで留めているため、壁の内側の状態によって固さが変わります。
確かめるときは、電源を切ったうえで、本体の下側を手のひらで軽く押し上げてみてください。
強く揺する必要はありません。
ほとんど動かなければ、作業の妨げになることは少ないです。
カタカタと浮く、本体と壁のすき間が広がる場合は、カバーを外してファンを抜くあいだに負荷がかかるので、作業を始める前にその場で見てから判断します。
壁紙の浮きと、上や横のシミ
養生はテープで壁に留めます。
古い壁紙は端が浮いていたり、紙そのものが乾いて弱っていたりして、テープをはがすときに一緒にめくれることがあります。
本体の上や横に茶色いシミがあれば、以前に水が回った跡のこともあります。
こうした場所には、テープを貼らずに下から水を受ける形に切り替えるなど、貼り方を変えて避けます。
作業の始めに立ち会っていただくので、そのときに「ここは触らないでほしい」という場所を指さしていただければ、そこを外して組み立てます。
真下の床と、脚立を置く場所
本体の真下が畳の部屋は、水を吸いやすいので広めに覆います。
床板がきしむ、踏むと沈む場所があるなら、そこに脚立を立てたくないので事前に教えてください。
本体の真下にずらせない家具がある場合も、位置が写真で分かっていれば、脚立の立て方を先に考えておけます。
葛飾ハウスクリーニングに送っておく写真3枚と型番
葛飾ハウスクリーニングでは、料金表に載っているエアコン洗浄なら、型番をうかがえば訪問しなくても金額をお出ししています。
壁掛けのお掃除機能なしが12,000円、お掃除機能つきが22,000円です。
築古の部屋では、型番に加えて次の3枚があると、金額だけでなく当日の段取りまで先に組めます。
- エアコンの全体と、その上下左右の壁が入る写真
- エアコンのコードの先(コンセントに挿さっているところ、または壁に入っているところ)
- 分電盤のふたを開けた写真
1枚目は1〜2歩下がって、真下の床まで入れて撮ります。
壁紙の浮きやシミ、畳かどうかがここで分かります。
2枚目で電源の止め方、3枚目で回路の数が分かります。
分電盤のスイッチの横に「エアコン」「台所」などの書き込みがあれば、その文字が読める距離で撮ってください。
型番は、本体の側面か、前面パネルを開けた内側のシールに書いてあります。
ひとつ別の話として、エアコン本体を10年以上使っている場合や、前回の清掃から長くあいている場合は、薬剤と手数が変わることがあるため、現地で確認してから金額をお出しします。
建物が古いこと自体は料金表の項目にありませんが、部屋と一緒にエアコンも古いときはこちらに当たります。
当日に見て想定と違ったときは、作業の前に金額をお伝えし、やめる判断もその場でしていただけます。
今日やることは、エアコンのコードを目でたどって、写真を3枚撮るところまでです。
コードの先と分電盤の2枚が撮れていれば、電源の止め方で当日つまずくことはほとんど無くなります。
この記事に関するよくあるご質問
- 古い木造アパートでも、エアコンの分解洗浄はできますか
- 作業の段取りが変わるのは、建物の築年数よりも、エアコンの電源の取り方と、本体がついている壁や真下の床の状態です。
本体がぐらつく、コンセントに焦げ跡があるといった場合は、作業を始める前に見てから判断します。 - エアコンのコードが壁の中に入っていて、プラグが見当たりません
- コードが壁の中へ直接つながっている取り付け方です。
この場合はブレーカーを落として電源を止めます。
分電盤のふたを開けた写真を先に送っていただければ、どのスイッチを切るかを当日すぐに決められます。 - 依頼の前に送る写真は、何を撮ればいいですか
- エアコンの全体と周りの壁が入る写真、エアコンのコードの先、分電盤のふたを開けた写真の3枚です。
これに型番があれば、金額と当日の段取りを先に組めます。