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部屋の中で洗って汚れないのか 〜 養生の前にどける物と、どけられない物 〜

壁掛けエアコンを室内で高圧洗浄するとき、濁った水をどう囲って運び出すのか、養生の作り方を順番に説明します。当日までに動かしておく物、動かせないときの伝え方、養生を外す前に一緒に見る場所まで。

室内の壁に取り付けられた壁掛けエアコンの様子
写真はイメージです

部屋の中で洗うのに、水はどこへ行くのか

壁掛けエアコンの洗浄は、本体を壁に付けたまま室内で行います。取り外して屋外で洗うわけではないので、聞いて身構えるのは自然なことかと思います。

出てくる水は透明ではありません。カバーの奥にある熱交換器送風ファンには、吸い込んだホコリとカビが積もっています。台所に近い部屋なら、そこに油分も乗ります。洗浄剤でゆるめてから水で押し流すので、最初に落ちてくるのは黒っぽく濁った水です。

この水が壁紙に飛んだまま乾くと、あとから拭いても輪郭が薄く残ることがあります。守る対象はではなくのほうです。だから当日組み立てるのは、水を受け止める道具ではなく、出た水を1箇所に集めて外へ運び出す通り道になります。

葛飾ハウスクリーニングが当日つくる囲いの形

作る順番があります。まず電源を落とし、周りの物をどけて、床、壁、最後に本体、という向きです。逆から始めると、あとに貼った側が先に貼った側の端を押さえられず、継ぎ目に隙間が残ります。

電源は、コンセントを抜くか、抜けない位置ならブレーカーで落とします。基板や端子に電気が来ている状態で水がかかると故障につながるので、水を出す前に切ります。プラグが本体の裏や高い位置にあって手の届かない家もあるため、当日は場所だけ教えていただけると早く進みます。

床は、ビニールを直接敷くだけにしません。作業中は人が上を歩くので、下に吸水性のある布かシートを入れて、その上をビニールで覆います。

壁は本体の真下だけでなく左右も囲います。高圧の水は当たった面で跳ねるので、まっすぐ下だけを見ていると、横に外れた分が壁紙に残ります。コンセント、照明のスイッチ、インターホンの子機など、電気の来ている面には水を寄せない形にします。

本体には洗浄カバー(エアコンをすっぽり包む袋状のカバーで、下の一点に水が集まるようになっているもの)をかけます。集まった水はホースでバケツやタンクに落とし、いっぱいになる前に浴室か洗面所へ運んで捨てます。葛飾ハウスクリーニングでは、こうした養生と排水の処理まで提携業者が行います。ご家庭のバケツや雑巾をお借りすることはありません。

当日までに動かしておくと早い物

範囲の見当は、エアコンの真下に立って、左右に手を伸ばした幅の外側まで。床から天井までが囲いの対象です。この中にある物のうち、次のものは先に出しておいていただくと作業が早く進みます。

  • 布もの。濡れたときに乾かす手間がいちばん大きいのが布です。カーテンはレールごと束ねて上に寄せるか、外しておくほうが手早く済みます。
  • 紙もの。壁に貼ってある紙の上にはテープを貼れないので、そこだけ囲いが途切れます。
  • 電気もの。床に転がっているタップは見落とされやすい物です。
  • 観葉植物と水槽。洗浄剤の飛沫がかかると影響が出るので、別の部屋へ移してください。
  • 床に直接置いている小物。

移す先は隣の部屋がいちばんですが、同じ部屋でも反対側の壁ぎわまで下げていただければ、囲いの外に出ます。

もう1つ、水を運ぶ通り道です。濁った水は浴室か洗面所まで持って行きます。エアコンのある部屋から水回りまでの床に物が並んでいると、その道筋にも敷くことになり、そのぶん時間が延びます。壁掛けでお掃除機能のないものは約を見ていますが、これは貼る面積が想定どおりのときの見込みです。

動かせない物があるときは、先に伝える

ベッド、大きなタンス、作り付けの棚、キッチンなら冷蔵庫。エアコンの真下にこうした物がある家は珍しくありません。無理に動かさなくてかまいません。上からビニールで覆って、水のかかる面を作らないようにします。

ただし、覆う面積が増えると、持って行く材料の量と貼る時間が変わります。ご依頼のときに一言あるだけで、当日の段取りを先に組み替えられます。

設置の条件も同じです。天井とのすきまが数センチしかない、梁の奥まった位置にある、和室で下が畳、といった場合は囲い方が変わります。畳は水滴の跡が残りやすいので、厚みを足して敷きます。文章にしにくければ、部屋の入口からエアコンとその下の床が一緒に写るように1枚撮って送っていただければ、それで判断できます。

はがす前に、一緒に見ておく

作業の始めと終わりだけ立ち会いをお願いしているのは、この時間のためです。すべて外したあとでは、床の濡れが洗浄で出た水なのか、ビニールをはがしたときに落ちた水滴なのかが分からなくなります。

外す前に見ていただきたいのは4つです。バケツに溜まった水の色、吹き出し口の奥とルーバーの裏、本体の真下の壁紙の際、そして電源を戻して送風で回したときの音とにおい。ここまで確認してから、囲いを外していきます。

換気については、作業中は窓を開け、終わったあともしばらく続けていただくようお願いしています。使う洗浄剤は汚れの種類で変えていて、においが出やすいものを使う必要があるときは、始める前にお伝えします。

今日のうちにできるのは、エアコンの真下に立って、左右に手を伸ばした範囲にある数えることです。ゼロなら当日はそのままで問題ありません。1つでもあれば、その名前をご依頼の文面に書き足しておくと、当日にその場で相談する手間がなくなります。

この記事に関するよくあるご質問

室内で高圧洗浄して、壁や床が汚れませんか
本体には下の一点に水が集まる洗浄カバーをかけ、ホースでバケツやタンクへ落とします。床は吸水性のある布やシートを敷いた上をビニールで覆い、壁は本体の真下だけでなく左右も囲います。水は跳ねるので、まっすぐ下だけを守る形にはしません。集めた水は浴室か洗面所へ運んで捨てます。
エアコンクリーニングの前に、家具を動かしておく必要はありますか
エアコンの真下に立って左右に手を伸ばした幅の外側まで、床から天井までが囲いの対象です。その中の布もの、紙もの、電気もの、観葉植物や水槽は出しておいていただくと早く進みます。ベッドや作り付けの棚など動かせない物はそのままで、上からビニールで覆います。
作業が終わったあと、どこを見ておけばいいですか
養生を外す前に、バケツに溜まった水の色、吹き出し口の奥とルーバーの裏、本体の真下の壁紙の際、電源を戻して送風で回したときの音とにおいの4つを見ていただきます。すべて外したあとでは、床の濡れが洗浄の水かビニールから落ちた水滴か分からなくなります。

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