立ち会いは、作業しているあいだずっとではありません
立ち会いという言葉を聞くと、作業が終わるまで部屋のすみで座っていることを想像する方がいます。
お願いしているのはそこではなく、始めと終わりの2回だけです。
始める前に見ていただきたいのは、これからどこを触るのかという範囲です。
終わったあとに見ていただきたいのは、その範囲がどう変わったかです。
この2つが挟まっていれば、途中は別の部屋で仕事をしていても、洗濯物をたたんでいてもかまいません。
エアコン1台なら約1.5時間、お掃除機能つきなら約3時間、浴室とキッチンはそれぞれ約2.5時間を見ています。
この時間を丸ごと横で見ているのは、正直なところ、お互いに落ち着かないかと思います。
実際に立ち会いが要るのは、最初の数分と最後の数分です。
始める前に、その場で言っておく2つ
作業を始める前のやり取りで、こちらから聞くこともありますが、先に言っていただけると確実なものが2つあります。
1つ目 いちばんなんとかしたい場所を、1箇所だけ指す
浴室を頼んだとして、鏡のウロコが気になっているのか、床の黒ずみなのか、天井のカビなのかで、時間の配ぶんが変わります。
範囲は同じでも、どこに手数を多く置くかは変えられます。
コツは、絞ることです。
「全体的にきれいにしてほしい」は、こちらとしては当然そのつもりなので、情報として何も足されません。
逆に「入って正面の、この鏡の下半分」まで指していただくと、そこを先に着手して、乾く前に一度確認する、という組み立てにできます。
2つ目 触ってほしくない物と、使ってほしくない薬剤
棚に置いてある物、洗面台の上の化粧品、コンセントに挿したままの機器。
動かしていいものか迷うと、そこで手が止まります。
「これは動かさないでほしい」と先に言っていただければ、周りだけ養生(ようじょう。
シートやテープで覆って汚さないようにすること)して進めます。
薬剤についても同じです。
小さいお子さんやペットがいる、においが苦手、という事情があれば、ご依頼のときにお知らせください。
使う洗浄剤は汚れの種類で変えているので、変更で落とせる範囲が変わる場合は、始める前にその場でお伝えします。
葛飾のハウスクリーニングで、開始前に一緒に見ている線
もう1つ、始める前の数分で確かめているものがあります。
どこまでが今回のメニューに入るのか、という線です。
キッチンを18,000円で承っているとき、レンジフードは15,000円の別メニューです。
空室クリーニングの金額に、エアコン洗浄は含みません。
この線が頭の中でずれたまま作業が終わると、終わったあとに「あれ、こっちは?」が起きます。
だから開始前に、実物を前にして「今日はここまでです」を一度そろえます。
葛飾ハウスクリーニングで立ち会いをお願いしている理由の半分は、ここにあります。
もう半分は、想定と違ったときの判断です。
開けてみたら汚れが固まっていた、部品が想定と別の形だった、というときは、作業に入る前に金額と内容をお伝えします。
そのうえで、やめる判断もその場でしていただけます。
黙って足すことはしません。
この会話ができるのが、始めの立ち会いです。
終わったあとは、始めに指した場所から見る
仕上がりを見るときは、順番を決めておくと早いです。
まず、始める前に指した1箇所を見ます。
しかも、そのとき立っていた場所から、同じ角度で見ます。
人は近づいて見たくなりますが、普段その汚れが目に入っていたのは、離れた位置からのはずです。
近づいて見たときと、生活しているときの見え方は違います。
次に、光を変えます。
浴室や洗面所なら、照明を消して扉を開け、外の光だけで見る。
逆に、キッチンの壁のように普段は暗い場所は、スマホのライトを斜めから当てる。
正面から当てると光が返ってきて、残った筋が見えません。
そのうえで、落ちきっていないものがあれば、その場で聞いてください。
汚れなのか、素材そのものが変わってしまっているのかで、答えが変わります。
鏡のウロコが下地まで食い込んでいる、樹脂が変色している、といったものは、洗っても元の色には戻りません。
落ちなかったのではなく、もう落ちるものが残っていない、という状態です。
その線をその場で説明できるのが、終わりの立ち会いの中身です。
あとから見返せるようにするなら、始める前と終わったあとに、同じ立ち位置で写真を1枚ずつ撮っておくといいかと思います。
記憶は思ったより曖昧で、2日経つと元がどうだったか分からなくなります。
始めと終わり、どちらかに立ち会えないとき
日中はどうしても外せない、という場合もあります。
始めだけ立ち会って途中で出る、という形は、範囲と条件をそろえてから離れられるので、進めやすい部類です。
鍵をお預かりして、最初から最後まで留守のあいだに作業する形については、可否が建物や管理会社の条件で変わります。
マンションによっては共用部の扱いが決まっていますし、賃貸なら管理会社の取り決めがあります。
ここは一律にお答えできないので、ご相談のときに条件をうかがってからお伝えします。
家具が入っていない空室の場合は、立ち会いの意味あいが少し変わります。
そこに住んでいる人の「気になっている場所」が無く、範囲が間取りで決まっているためです。
それでも、開けてみないと分からない部分は残ります。
今日できることを1つ挙げるなら、依頼を考えている場所に立って、いちばん気になっているところを写真に1枚撮っておくことです。
その1枚が、始めの立ち会いで指す場所になり、終わりの立ち会いで比べる基準になります。
この記事に関するよくあるご質問
- 作業中ずっと家にいないといけませんか
- 始めと終わりだけ立ち会いをお願いしています。
始める前に作業する範囲を、終わったあとに仕上がりを、その場で見ていただきたいためです。
作業中ずっといていただく必要はありません。 - 始める前に何を伝えておけばいいですか
- 一番気になっている場所を1箇所に絞って指していただくのと、触ってほしくない物・使ってほしくない薬剤があればその場で言っていただく、この2つです。
汚れの落ち方が変わる場合は、その場でお伝えします。 - 鍵を預けて、留守のあいだに作業してもらえますか
- 鍵をお預かりしての完全な不在作業は、建物や管理会社の条件で可否が変わります。
ご相談のときにお答えします。