レンジフードの約2時間は、こすっている時間より漬けている時間が長い
レンジフード・換気扇のクリーニングは15,000円・約2時間でお受けしています。
この2時間、ずっと油をこすり続けているわけではありません。
作業の中心はつけ置きで、羽根を洗浄剤に漬けている間に、こちらはフードの内側と外装を進めます。
そうする理由は羽根の形にあります。
レンジフードの中で回っているのはシロッコファン——細長い羽根が筒のまわりにぐるりと並んだ、円筒形のファンです。
羽根と羽根のすきまは、指もブラシも入らない幅しかありません。
そこに油とほこりが混ざったものが層になって固まっています。
下からのぞいて見えるのは入口だけで、量としては羽根の裏側についているほうが多いです。
外さずにこすると、届く面だけがきれいになって、裏に残った分はそのままになります。
油は温度が下がるほど硬くなるので、力を入れて削ると羽根が曲がることもあります。
羽根が1枚でも歪むと回転の釣り合いが崩れて、運転の音が変わることがあります。
だから外して、漬けて、油のほうをゆるめてから落とします。
手を動かす時間より待つ時間のほうが長い、そういう作業です。
外れる形かどうかは、整流板の奥を見れば分かる
依頼の前に確かめておくと話が早いのは、そのファンが手前に抜ける形かどうかです。
フードの下面についている平らな板を整流板といいます。
煙を吸い込む向きを整える板で、手前に引くか、左右のつまみを外すと開きます。
開けると金属のフィルターが見え、それを外した奥にファンがいます。
ここまでは工具なしで進む機種が多いです。
中心にナットか、つまみが見えるか
ファンが見えたら、中心を見てください。
丸いナットや、手で回せるつまみが1つついていれば、それを外すとファンが手前に抜けてくる形です。
この形なら、外して漬けるところまでは想定どおりに進みます。
ファンの前に別のカバーがある
薄型のフードや、前面のパネルを外さないとファンが出てこない型もあります。
この場合はカバーを先に外す手間が増えます。
外れる形ではあるので、作業自体は進みます。
羽根が扇風機のような形
筒状ではなく、扇風機のように数枚の羽根が広がっているものは、シロッコファンではありません。
外し方も洗い方も変わりますが、外して洗って戻すという流れは同じです。
整流板の奥をのぞいて、どちらの形なのかだけ分かっていれば十分です。
つけ置きの間、フード側で進めていること
ファンと金属フィルターを漬けたら、そのまま待っているわけではありません。
ファンが収まっていた筒状の空間には、羽根から飛んだ油が回り込んでいます。
ここは取り外せないので、洗浄剤を含ませて拭き取ります。
フードの内側の天面も同じです。
手を入れて見えない場所なので、開けて初めて汚れの量が分かるところでもあります。
外装は指紋と、調理中に飛んだ細かい油。
それからスイッチまわり。
ここは強い洗浄剤を使うと表面の質感が変わることがあるので、素材に合わせて変えています。
漬けていた側を引き上げたら、ブラシで羽根のすきまを1周して、すすいで、水気を切ります。
乾ききらないまま戻すと軸のあたりに水が残るので、そこは待ちます。
戻すときは、締め付けの向きと、回してみて異音が出ないかを確認するところまでが作業です。
なお、コンロや壁についた油はレンジフードのメニューには含みません。
同じキッチンの中でも別の作業として分けています。
葛飾のハウスクリーニングで頼むとき、当日に手が止まる場所
葛飾区・足立区・江戸川区でハウスクリーニングをお受けしていますが、レンジフードで想定と変わるのは、たいてい次のどれかです。
ナットが固着して回らない。
長く分解していない機種で、ネジ山まで油で埋まっていると、緩める前に周囲を洗ってからでないと手がかかりません。
錆びている場合も同じで、無理に力をかけると次に外せなくなります。
脚立が置けない。
フードの真下がコンロで、手前にスペースがない台所では、体の位置が限られます。
作業できないわけではありませんが、外す工程がゆっくりになります。
前面パネルの奥にファンがある。
開けてみるまで分からないことがあり、開けた時点で工程が1つ増えます。
こうしたことがあったときは、手を動かす前に止めて、どこまで洗えるのか、金額がどう動くのかをその場でお伝えします。
聞いたうえでやめる判断もしていただけます。
黙って進めて、終わってから足すことはしません。
自分でやるならどこまでか
整流板と金属フィルターまでなら、外して洗える機種が多いです。
フィルターは食器用洗剤とお湯でもかなり落ちます。
ここだけでも、吸い込みの感じが変わることがあります。
ファンまで進むなら、先に電源を落としてください。
コンセントが抜ける機種はコンセントを、見当たらなければ台所のブレーカーを落とします。
誤って回りだしたときに、指のすぐそばに羽根があります。
そのうえで、無理をしなくていい部分が3つあります。
羽根の縁は薄く、素手でつかむと切れます。
ファンは見た目より重く、外れた瞬間に落とすと歪みます。
戻すときには向きと締め方の決まりがあり、緩いままだと運転中に音が出ます。
ここから先を任せていただくことが多いのは、この3つが理由です。
今日、電源を切って1枚だけ撮っておく
読み終えたあとにできることは1つです。
電源を落として整流板を開け、金属フィルターを外して、ファンの中心が写るように1枚撮ってください。
そこにナットが見えるのか、別のカバーが見えるのか。
羽根が筒状に並んでいるのか、扇風機のように広がっているのか。
この2点が分かるだけで、当日の工程がだいぶ読めます。
ついでにフードの側面や内側にある型番のシールも撮っておくと、確認が早く済みます。
写真を送っていただければ、そこから金額をお出しできます。
開けてみて、思っていたより黒かったとしても、それは何も特別な状態ではありません。
数年ぶんの油が羽根の裏に溜まっているというだけのことです。
この記事に関するよくあるご質問
- レンジフードのクリーニングはどのくらいかかりますか
- レンジフード・換気扇は15,000円・約2時間でお受けしています。
この2時間の中心はつけ置きで、シロッコファンと金属フィルターを外して洗浄剤に漬け、その間にフードの内側と外装を進めます。
油の固まり方によって前後します。 - ファンが外せない機種だとどうなりますか
- 留めているナットが固着している、前面のパネルを外さないとファンが出てこないなど、その場で作業範囲が変わることがあります。
そのときは手を動かす前に、どこまで洗えるか、金額がどう動くかをお伝えします。
やめる判断もその場でしていただけます。 - 自分で分解して洗ってもいいですか
- 整流板と金属フィルターまでなら外して洗える機種が多いです。
ファンまで進む場合は必ず電源を落としてから触ってください。
羽根の縁が鋭く、戻すときに向きと締め方があるため、そこから先を任せていただくことが多い部分です。