本文へスキップ

冷房をやめる日にそのまま止めない 〜 内部クリーンと送風で中を乾かす順番 〜

冷房を使い終える日にエアコンをそのまま止めてよいかを解説します。止めた直後も中が濡れている理由、内部クリーン機能の動き方、機能がない機種で送風を回す時間、最後の日にやる順番がわかります。

壁に取り付けられた家庭用エアコンの室内機
写真はイメージです

冷房を止めた直後、エアコンの中はまだ濡れている

冷房運転中のエアコンは、部屋の空気を室内機の中の熱交換器に通しています。熱交換器は薄いアルミの板が細かく並んだ部品で、ここを通る空気が冷やされます。冷たいグラスの外側に水滴が付くのと同じで、運転中は熱交換器の表面にずっと結露が出ています。その水は受け皿に集まって、室内機から屋外へ延びる排水用の管を通って外へ流れます。

運転を止めると、冷やす働きも水を流す勢いも止まります。それでも熱交換器のすき間や受け皿、その奥にある送風ファンには水分が残ります。夏の間は毎日のように運転するので、次の運転でまた空気が入れ替わります。気をつけたいのは、シーズン最後に止めた日です。その日から暖房を入れるまで、あるいは翌年の夏まで、室内機は湿ったまま閉じた箱になります。

ほこりが付いたまま湿った状態が続くと、カビが育つ条件がそろいます。翌シーズン、運転を入れた瞬間に出るにおいや吹き出し口の黒い点は、この使わない期間に増えたものであることが多いです。冷房を最後に使った日、止めたあとリモコンをそのまま置いていませんか。への答えは、止める前に中を乾かしておく、です。

冷房ではなく除湿で夏を締めくくった家も同じです。除湿も熱交換器を冷やして空気中の水分を取るので、止めた直後は中が濡れています。

内部クリーン機能は、止めたあと何をしているか

いまの家庭用エアコンの多くには、冷房や除湿を止めたあとに中を乾かす運転が付いています。名前はなどメーカーごとに違い、動き方もそろっていません。送風だけで乾かす機種もあれば、弱い暖房を組み合わせて温めながら乾かす機種もあります。

使う前に知っておくと迷わない点が3つあります。

  • 停止ボタンを押したあとも動き続けるのは正常です。ランプが点いていても、風の音がしていても、故障ではなく乾かしている途中です。
  • 途中で停止ボタンをもう一度押すと、乾燥が打ち切られる機種があります。音が気になっても、最後の日だけは終わるまで待ちます。
  • 暖房を組み合わせる機種では、乾かしている間に部屋の温度と湿気が少し上がります。夏の間これが嫌で設定を切っていた人は、最後の日だけ入れ直すと、この機能を一番役立てられます。

止めるたびに自動で動く設定になっているのか、ボタンを押したときだけ動くのかも、機種によって分かれます。動く時間の長さを含めて、取扱説明書のか項に書いてあります。説明書が見当たらないときは、室内機の側面などに貼られたラベルで型番を見て、メーカーのサイトで同じ型番の説明書を探すと見つかることが多いです。

機能がない機種や、切ってある場合の送風での乾かし方

内部クリーンが付いていない機種でも、送風運転があれば同じことができます。送風は冷やしも温めもせず、ファンだけを回して部屋の空気を中に通す運転です。

回す時間はを目安にしています。熱交換器は板と板のすき間が細かく、表面が乾いて見えても奥に水が残りやすいからです。雨の日より、晴れて空気が乾いた日のほうが早く乾きます。窓を少し開けておくと、エアコンから出てくる湿った空気が部屋にこもりません。

リモコンに送風のボタンが見当たらない機種もあります。その場合は、冷房の設定温度をいちばん高くして回すと、ほとんど冷やさず風だけが出る状態に近づきます。ただ、室温によっては冷房として動き出し、また結露が出ることがあります。送風か内部クリーンが使えるなら、そちらを先に選びます。

最後の冷房の日にやる順番

順番を決めておくと、当日に迷わずに済みます。

  1. 冷房をやめる日を決める。天気予報を見て、晴れて湿度の低い日を選びます。乾きの速さがそこで変わるためです。
  2. 冷房を止めたら、内部クリーンが動いているか確かめる。動かなければボタンか設定で入れるか、送風に切り替えます。
  3. 乾燥が終わるまで電源を落とさない。途中でコンセントを抜いたりブレーカーを落としたりすると、乾燥もそこで止まります。
  4. 乾いたら、吹き出し口をスマートフォンのライトで照らして覗く。風向きを変える羽根の奥に見える送風ファンに、黒い点や筋がないかを見ます。

4は、乾かすだけで足りる状態か、そうでないかを分けるための確認です。覗いたついでに写真を1枚撮っておくと、来年の同じ時期に見比べられます。

今日できることは、リモコンを手に取って、内部クリーンの表示やボタンがあるかを探すことです。見つからなければ型番を控えて説明書を調べておけば、最後の冷房の日にそのまま動けます。

乾かしても戻らないものと、葛飾ハウスクリーニングで洗う範囲

乾燥運転は、これから汚れが増えるのを抑えるための手順です。すでに送風ファンや熱交換器に付いた黒い汚れや、ほこりの層は乾かしても残ります。乾いたカビは消えたわけではなく、次に湿ったときにまた増え始める状態で止まっています。

ライトで覗いたときに羽根の1枚ずつに黒い点が並んでいる、あるいは止める前から運転中ににおいが出ていた。そういう場合は、乾燥とは別に中を洗う段階に入っています。葛飾ハウスクリーニングのエアコンクリーニングでは、カバーと送風ファンを外し、熱交換器を専用の洗浄剤と高圧洗浄ですすぎます。料金は壁掛けのお掃除機能なしが、お掃除機能つきがです。

洗ったあとも、冷房の最後の日に中を乾かす手順は変わりません。洗った状態を長く保てるかどうかは、毎年この日に乾かすかどうかで変わることが多いです。

この記事に関するよくあるご質問

冷房を止めたあともエアコンが動き続けるのは故障ですか
内部クリーンや内部乾燥の機能が付いた機種では、冷房や除湿を止めたあとに中を乾かす運転を続けます。ランプが点いていたり風の音がしたりしても、乾かしている途中です。機種によっては、途中で停止ボタンを押すと乾燥が打ち切られます。
内部クリーン機能がないエアコンはどうやって乾かせばいいですか
送風運転をを目安に回します。熱交換器はすき間が細かく、奥に水が残りやすいためです。晴れて空気が乾いた日を選び、窓を少し開けておくと湿った空気が部屋にこもりません。
乾燥運転をすれば、ついてしまったカビも落ちますか
乾燥運転は、これからカビが増えるのを抑えるための手順です。送風ファンや熱交換器にすでに付いた黒い汚れは、乾かしても残ります。羽根に黒い点が並んでいる場合は、分解して洗う段階に入っています。

あわせて読まれている記事

まずは、金額を確かめてください

どの場所を、いつごろ、の2点だけでご連絡いただければ、作業時間の見込みと金額をお返しします。設備の写真があれば、より正確にお出しできます。

フォームで見積もりを依頼するLINEで写真を送る

LINEで写真を送る見積もりを依頼