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加湿器をエアコンの近くに置くとカビは増えるか 〜 真下から横へずらす 〜

暖房と加湿器を同じ部屋で使うとき、加湿器をエアコンの真下に置くと、出た水分が吸い込み口へ上がって内部を湿らせます。風の流れを目で見て置き場所を決める手順と、加湿方式による違いをまとめました。

室内に置かれて水分を出している加湿器のイメージ
写真はイメージです

加湿器の水分は、エアコンのどこから入るのか

暖房と加湿器を同じ部屋で使っていて、加湿器をエアコンの近くに置くとカビが増えるのではと気になっている方へ。まず、冬の部屋で空気がどう回っているかを押さえておくと、置き場所の判断がしやすくなります。

壁掛けエアコンは、本体の上面から部屋の空気を吸い込み、下側の吹き出し口から送り出します。機種によっては前面パネルのすき間からも吸います。暖房のとき、下へ出た温風は床を伝って部屋に広がり、温まった空気は天井側へ上がって、また本体の上面へ戻ってきます。部屋の中を縦にぐるっと回る流れができているわけです。

この流れの中で、加湿器をエアコンの真下に置いたらどうなるか。加湿器から出た水分は、温風に押されて部屋へ広がるより先に、壁沿いに上がる空気に乗って吸い込み口へ向かいます。エアコンからすると、湿った空気をいちばん近いところから吸い続ける配置です。

暖房の運転中は、内部の熱交換器熱を持っているので、入った水分の多くはそこで乾きます。問題が出やすいのは運転を止めたあとです。内部の温度が下がり、フィルターや熱交換器の手前にたまったほこりが湿気を含んだまま残ると、そこがカビの足場になることが多いです。冬のあいだ毎日これを繰り返すと、湿ったほこりが少しずつ層になっていきます。

加湿方式によって、離したい度合いが変わる

加湿器は水分の出し方でいくつかの方式に分かれ、エアコンへの影響もそれによって変わります。お使いの加湿器の本体ラベルか取扱説明書に書いてあるので、まずそこを見てください。

  • 超音波式:水を細かい粒にして飛ばす方式で、白く見える霧が出るのが目印です。粒にはタンクの水に溶けていたミネラル分がそのまま入っていて、水道水を使っていると、吸い込まれた粒が乾いたあとに白い粉としてフィルターや熱交換器に残ります。タンクの手入れの間隔が空くと、水の中で増えた雑菌も一緒に飛びます。エアコンからいちばん離したい方式です。
  • 加熱式:水を沸かして蒸気にする方式です。ミネラル分はヒーターの側に残るので、白い粉の心配は小さくなります。ただ、出てくる水分の量が多く、近くの湿気が濃くなるので、真下を避けたい点は変わりません。
  • 気化式:湿らせたフィルターに風を当てて水分を蒸発させる方式です。目に見える霧は出ず、粒も飛びにくいので、3つの中ではエアコンへの影響が出にくいほうです。

ハイブリッド式は、上のどれかに温風やヒーターを組み合わせたものです。説明書で何と何の組み合わせかを確かめ、超音波が入っていれば超音波式と同じ扱いにしておくと迷いません。

置き場所は外して横へ

避けたい位置は2つあります。

1つ目はエアコンの真下です。前の章で書いたとおり、壁沿いに上がる空気に乗って、水分が吸い込み口へまっすぐ向かいます。

2つ目は、吹き出し口の正面で温風がまっすぐ当たる場所です。こちらは吸い込みの問題ではなく、加湿器の側の判断がずれます。湿度センサーで運転を調整する加湿器は、乾いた温風を直接受けると部屋全体が乾いていると読んで、強い運転のまま回り続けることがあります。そうなると、部屋の別の場所では湿気が多すぎる状態になりやすいです。

置くなら、エアコンの真下の線から横へずらし、温風が直接当たらない位置です。エアコンが付いている壁の端のほうや、横の壁寄りが候補になります。窓際やカーテンのそばは結露という別の問題が出るので、ここでは候補から外しておきます。

何センチ離すかという数字で決めるより、実際の流れを見て決めるほうが、部屋の形や家具の置き方による違いを拾えます。

で確かめる手順

エアコンを暖房で、加湿器をいつもの強さで、両方ともほど運転します。

超音波式なら、霧がどちらへ流れるかを横から見ます。霧が途中で曲がってエアコンの上面へ吸い寄せられていくなら、その位置はまだ通り道の中です。

霧が見えない方式なら、ティッシュを細く裂いたを、加湿器の吹き出し口の少し上にかざします。ティッシュがなびく向きで、空気がどちらへ引かれているかが分かります。

流れがエアコンへ向いていたら、横へ1つずらして、もう一度同じことをします。流れがエアコンから離れたら、そこを冬のあいだの置き場所にします。

葛飾ハウスクリーニングが分解の前に見る場所

しばらく真下や近くに置いて使っていた場合、内部に水分が入った跡が残っているかもしれません。葛飾ハウスクリーニングでエアコンを分解して洗うときも、カバーを外す前に、フィルターの表と、その奥にある熱交換器の上側を最初に見ます。湿気を吸ってきたエアコンは、ここに跡が出やすいからです。

ご自分で見るなら、前面パネルを開けてスマートフォンのライトで照らし、次の2か所を写真に撮っておきます。

  • フィルターの表:白い粉や、灰色のほこりが湿って固まったような塊がないかを見ます。白い粉は超音波式の水に入っていたミネラル分であることが多く、フィルターを外して水洗いすれば落ちる範囲です。
  • 吹き出し口の奥:筒の形をした送風ファンや、風向きを変える羽根に黒い点がないかを見ます。ここまで来ていると、フィルターの掃除では手が届きません。

黒い点が見えたら、送風ファンを外して洗う作業になります。料金は壁掛け、お掃除機能つきがです。白い粉がフィルターに付いているだけなら、置き場所を変えてフィルターを洗うところで止めても足りるかと思います。

今日やることは、の運転で流れを見ることと、フィルターと吹き出し口の写真を1枚ずつ撮ることの2つです。置き場所を変えてたったら同じ場所をもう一度撮ると、変えた効果を自分の目で比べられます。

この記事に関するよくあるご質問

加湿器をエアコンの真下に置くと、なぜよくないのですか
壁掛けエアコンは本体の上面から空気を吸い込みます。真下に加湿器を置くと、出た水分が壁沿いに上がってそのまま吸い込み口へ向かいます。運転中は熱交換器の熱で乾きますが、止めたあとに湿ったほこりがフィルターや内部に残ると、そこがカビの足場になることが多いです。
エアコンへの影響がいちばん大きいのは、どの方式の加湿器ですか
超音波式です。水を細かい粒にして飛ばすため、水に溶けていたミネラル分や、タンクで増えた雑菌も粒と一緒に飛びます。気化式は粒が出にくく、3つの方式の中ではエアコンへの影響が出にくいほうです。
今の置き場所で大丈夫か、自分で確かめられますか
エアコンの暖房と加湿器をほど一緒に運転し、超音波式なら霧の流れを横から見ます。霧が見えない方式なら、細く裂いたティッシュを加湿器の吹き出し口の上にかざします。流れがエアコンの上面へ引かれていたら、横へずらしてもう一度確かめます。

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