当日までに買っておくものは、ひとつもありません
ハウスクリーニングを初めて頼むとき、「洗剤くらいは家のを出しておいたほうがいいのだろうか」「スポンジやブラシは足りるだろうか」と考える方は多いかと思います。
結論から書くと、ご用意いただくものはありません。
洗浄剤も機材も、こちらで持ち込むぶんまで含めた金額を料金表に載せています。
車に積んで行くものを、作業ごとに挙げてみます。
エアコンなら、カバーと送風ファンを外したあとに使う高圧洗浄機、水しぶきを室内に飛ばさないための養生シート、汚水を受ける袋、熱交換器用の洗浄剤、仕上げの防カビ剤。
浴室なら、鏡や蛇口の水垢に効く薬剤と、床や壁の皮脂汚れに効く薬剤は別物なので両方。
加えてパッドとブラシを何種類か。
レンジフードなら、シロッコファン(羽根が筒状に並んだ換気扇の部品です)をつけ置きするための容器と、油を分解する洗浄剤。
こうして並べると分かるとおり、汚れの種類ごとに中身を変えています。
ご家庭にある中性洗剤を代わりに使う場面がないので、買い足していただいても出番がありません。
葛飾でハウスクリーニングを頼む日、お借りするのは水道と電気だけ
持ち込めないものが2つあります。
水と電気です。
水は、浴室やキッチンの蛇口、または屋外に散水栓があればそこから使います。
すすぎと、高圧洗浄機への給水です。
電気は、その高圧洗浄機と掃除機を動かすためのコンセントが1〜2口。
延長コードはこちらで持って行くので、作業する部屋から離れた位置のコンセントでも構いません。
どちらも、ご家庭にある普通の設備で足ります。
特別な水栓や電源を用意していただく必要はありません。
ひとつだけ、頭に入れておいていただけると当日が早いのが、その2つが「今どうなっているか」です。
入居中のお部屋ならまず問題になりませんが、空室や退去後のクリーニングでは、電気と水道が止まったままのことがあります。
止まっていると、洗剤も機材も持って行ったところで作業に入れません。
ご依頼の前に、作業日に使える状態かどうかを管理会社や大家さんへ確認しておいていただけると確実です。
もうひとつ、古い建物でブレーカーの容量が小さい場合、高圧洗浄機と同じ系統で電子レンジやドライヤーを回すとブレーカーが落ちることがあります。
作業中は同時に使わないでいただくか、別の系統のコンセントを教えていただければ、そちらから取ります。
読み終えたら、蛇口とコンセントの位置をひとつ見ておいてください。
それだけで、当日にこちらが探し回る時間が消えます。
前の日に強い洗剤でこすらないほうがいい場面
道具の話を調べている方の中には、「頼む前に少しは自分で落としておいたほうがいいのでは」と考えている方もいるかと思います。
軽く拭いておく程度なら何も問題はありません。
ただ、直前に強い薬剤や研磨剤を使うと、かえって作業の手数が増える場面があります。
分かりやすいのが浴室の鏡です。
白く曇った水垢を研磨剤入りのスポンジで削ると、水垢と一緒に鏡の表面にも細かい傷が入ります。
水垢は薬剤で溶かせますが、傷は洗っても戻りません。
ウロコ取りは、薬剤の種類と当てる時間を調整しながら進める作業なので、傷が入る前の状態のほうが仕上がりは良くなります。
塩素系のカビ取り剤と酸性の洗剤は、容器に「まぜるな危険」と表示されているとおり、続けて使うと有毒なガスが出ます。
前日に片方を使ったあと、しっかり流さないまま置いておくと、こちらが当日に別の薬剤を使うときに危険が出ます。
使ったものがあれば、種類だけでも作業前に教えてください。
まず全部流してから始めます。
そのほか、強い洗剤が壁や床に残っていると、狙った薬剤が効くように一度すすぐ工程が入ります。
落とそうとした行動そのものは何も間違っていません。
ただ、直前に手を入れた場所については、何をどこに使ったかを伝えていただけると段取りが変わります。
用意するより、退かしていただけると早い
準備という言葉で考えたときに、いちばん効くのは道具ではなく場所です。
エアコンの下は、養生シートを敷いて脚立を立てるので、1畳ぶんくらい床が空いていると作業が進みます。
ベッドや背の高い家具が真下にある場合、こちらで動かすと壁や床を傷めることがあるので、可能な範囲で先にずらしておいていただけると助かる場面が多いです。
浴室は、シャンプーのボトルや椅子、洗面器を外に出しておいていただけると、床と壁を端まで一度に洗えます。
置いたままだと、動かしながら少しずつになるので、同じ時間で仕上がる範囲が変わります。
キッチンのシンク下や洗面台の下は、扉の中まで洗うかどうかで話が変わります。
中身が入っている状態なら、扉と手前だけになります。
空にしておいていただけるなら、内側まで洗えます。
どちらにするかは、作業を始める前に範囲を見ていただくときに決めます。
貴重品と壊れやすいものは、作業する部屋から出しておいてください。
水を使う作業と、部品を外して運ぶ作業が同じ部屋で並行します。
使ってほしくない薬剤があるときは、依頼のときに
薬剤は汚れに合わせて選びますが、ご事情によって選び方を変えられます。
においが強く出るものを使う必要があるときは、作業に入る前にお伝えします。
作業中は窓を開けて換気し、終わったあともしばらく換気を続けていただくようお願いしています。
小さなお子さまやペットがいるお宅では、その間だけ別の部屋で過ごしていただくと安心かと思います。
使ってほしくない薬剤があれば、ご依頼のときにお知らせください。
避けて作業します。
ただ、種類によっては落とせる範囲が変わります。
その場合は当日に「ここまでは落ちますが、この汚れは残ります」とお伝えしてから進めます。
黙って手を抜くことも、黙って別の薬剤に切り替えることもしません。
まとめると、買っていただくものはなく、貸していただくのは水道と電気だけ。
あとは、蛇口とコンセントの位置を見ておくことと、床とシンク下を少し空けておくこと。
その2つだけで、当日に洗える範囲が広がります。
この記事に関するよくあるご質問
- 当日までに洗剤やブラシを買っておく必要はありますか
- ありません。
洗浄剤も機材もこちらで持ち込み、料金に含んでいます。
汚れの種類ごとに薬剤を変えるため、ご家庭にある洗剤を使うこともありません。
お借りするのは水道と電気だけです。 - 電気と水道は、どのくらい使いますか
- 水は蛇口か屋外の散水栓から、すすぎと給水に使います。
電気は高圧洗浄機や掃除機のためにコンセント1〜2口です。
延長コードは持参するので、離れた位置でも構いません。
ご家庭にある設備で足ります。 - 空室のクリーニングでも同じですか
- 洗浄剤と機材を持ち込む点は同じです。
ただし水道と電気を使うため、退去後で止まっている場合は、作業日までに使える状態にしておいていただく必要があります。
使える水栓と電源の場所も先に確認しておくと当日が早く進みます。